コンサルや面談を行っていく中でよくご相談を受けることがある質問があります。

「Amazon広告を設定したはいいものの売れない」
「そもそもインプレッションが発生しない」

こんな時どういった対策を取るべきでしょうか?

本当によくご相談いただきます。
今回はAmazon広告で売れない時に「考えられる原因」「その対策」について解説させていただきます。

 

Amazon広告で売れない時に改善すべき項目

まずはじめにAmazon広告で売上を改善したい場合、
インプレッション」「CVR(コンバージョン率)」に注目しましょう。

売上は以下のような式で表すことができます。

 

“売上=インプレッションxCTRxCVRx商品単価”

 

商品単価は元から決まっているため、広告運用を通じて改善ができません。
さらに「CTR(クリック率)」は、Amazon広告では基本的に商品用に登録したメイン画像がそのまま表示されるため、改善が難しいです。商品ページそのものの改善が必要となります。

というわけでAmazon広告運用において、改善可能な指標は「インプレッション」と「CVR」になります。

つまりAmazon広告運用で実施するべき施策は、「インプレッション改善のための施策」「CVR改善のための施策」のどちらかになるのはお分かりいただけると思います。

どちらも大事ですが、両方一度にするには大変なので今回はインプレッション改善のための施策について解説していきます。

インプレッション改善のためのよくある対策

インターネットで回答を検索すると以下の様な対策を見かけたことはありませんか?

■よくある対策

・広告の予算枠を増額する

・新規キーワードを追加する

・入札価格を増額する

・入札戦略を変更する

いずれもよく見かけるAmazon広告対策です。もちろん実際によく取られている戦略でもあります。

どれも対策として間違ってはいませんし、いくつかのケースはこれで解決することができるでしょう。

しかし、Amazon広告はクリック課金型広告なので、掲載自体に費用は掛かりませんがクリックされると広告費用は発生します。

そういった事から、

「これ以上入札価格を上げると利益がほとんど出ない」
「膨大なキーワードをそれぞれの入札価格管理するのが大変」

など、上記のよく見かける対策だと、解決できないケースも多いのではないでしょうか。
これら以外にも対策できることはあるので、一つずつ確認しながらAmazon広告の売れない問題と向き合っていきましょう。

 

まずは商品ページの見直しをしよう

さきほどCTRの話でも軽く触れましたが、CTRとは少し異なる着眼点で商品ページを見直していきます。
入札単価を上げても、インプレッションが発生しない原因の多くは、
広告ターゲットにしているキーワードと商品の関連性が低いと判断されている。
という点にあります。

目を引く画像だけがインプレッションを生むわけではありません。
広告キーワードと商品ページの関連性も重要なファクターになってきます。
それでは商品ページのどこを直していけばいいのか解説していきます。

Amazon広告運用 商品ページ改善のための4つの改善ポイント

先ほど述べたように広告キーワードと商品ページの関連性が一つの大きな要因になってきます。
Amazonのシステム側に関連性が低いキーワードだと認識されている可能性がないか確認していきます。

ここで重要なのは、“セラーが売りたいキーワードと実際に検索されるキーワードは異なることもある”という事です。

■Point

・商品名

・商品仕様(箇条書き)

・検索キーワード

・ブラウズノードテキスト

広告の作成方法がわからない方はこちらを参考にしてみてください。

改善ポイント1.商品名

 

商品名はAmazonサイト内ではもちろんですが、「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンにおいても最も重要な項目です。

自社商品をGoogleで検索した場合も同様の表示形式になりますので、広告との関連性は重要な部分になってきます。

商品名で見るべきポイントは検索需要がありそうなキーワードが入っているかどうかです。

Amazonに推奨されているのは、

“[ブランド名]+[商品名][仕様、色、サイズ、タイプ]+[モデルタイプ]”

これらに加えて、重要になるキーワードを盛り込むことも効果的です。
かといって商品名にキーワードを盛り込みすぎると見た目や印象が悪くなり逆効果になりますので、最重要なものだけに抑えてその他のキーワドについては次に解説する改善ポイントに入れるようにしてください。

また、商品仕様と関係のない主観的なワードなどは、ガイドラインに抵触する恐れがありますので注意してください。

商品名は、スペースも含め、商品カテゴリーの推奨文字数に従う必要があります。
商品名にプロモーション的または主観的な用語が含まれている。例: 〝 無料配送 〞 、 〝 100% 品質保証、人気商品、ベストセラー 〞
商品名に記号または非言語のASCII拡張文字が含まれている。例: ~ ! * $ ? _ ~ { } # < > | * ; ^ ¬ ¦ Æ © ®
商品名に商品を特定する情報が含まれていない。例: 〝 ハイキングブーツ 〞 または 〝 傘 〞 。

これらのガイドラインに従っていない商品名は、商品が検索対象外となり、Amazonの検索結果に表示されない場合があります。
出典: Amazonヘルプ 商品名ガイドライン

 

改善ポイント2.商品仕様

商品仕様は以下のように箇条書きで商品情報を記載する項目のことです。

商品仕様でもポイントになってくるのはいかに検索されそうなキーワードが入れられるかという点です。
商品名では文字制限やガイドラインがありキーワードを自然に盛り込むのが難しかったと思いますが、文章として掲載できるので先ほど入れらなかったワードをうまく活用してください。

Amazonのシステムに広告キーワードと商品ページの関連性が高いと認識させるための項目にもなりますので、広告でインプレッションを拡大したいキーワードを埋め込んでください。

 

改善ポイント3.検索キーワード

検索キーワードも重要の項目の一つです。
検索キーワードは文章である必要がないので、インプレッションの拡大を狙うキーワードを簡単に設定できるでしょう。

売れそうというよりも自分が売りたいマイナーなキーワードを設定していませんか?
ユーザーの検索需要に合致していない可能性も出てきますので、その場合は検索キーワードの設定を見直す必要があります。

マイナーなキーワードでなくても、ユーザーの検索キーワードは市場とともに変化しますので、シーズンごとに検索需要の確認をおすすめしています。

キーワードの設定がなかなか難しいという方には、
キーワードごとの検索ボリュームや上位表示のためのアナライズ、対象商品がAmazon内で何番目に表示されているかなどリサーチ可能なツールもございます。

弊社広告運用担当も活用しております。

 

 

改善ポイント4.ブラウズノード

ブラウズノードは、もしかしたらあまり馴染みがなく、よく見落としがちなポイントになります。
ブラウズノードとは、商品登録時に行った「登録カテゴリー」の事を指します。

Amazonでは出品商品数が年々増加していることもあり、登録できるカテゴリーも増加し細分化されています。
カテゴリを間違えてしまうと商品との関連性が低いとみなされてしまう可能性があります。


例をあげると、
商品が「アウトドア用のマグカップ」なのに、「コーヒー用マグカップ」に登録されていませんか?
こういった場合にも商品との関連性が低いとみなされインプレッションが落ちてしまうことがあります。

Amazonシステムに自動的に別カテゴリに振り分けられてしまうこともあるようです。
さらに余計に関連性の低いカテゴリに振り分けられてしまうというケースも見ていますので、注意してください。

商品登録時は最適なカテゴリーがなかったために、近似カテゴリを選択していた商品など、ぜひ最新のカテゴリーを確認してみましょう。
近年は本当に細分化されているので合致するカテゴリが見つかると思います。

また、あえて売上規模の低いカテゴリに登録してランキング上位を狙うという戦略もあるようですが、広告などの効果を考えるとあまり推奨していません。

 

どうして商品ページを改善するのか?

ここまで商品ページキーワードの改善を中心に解説してきましたが、なぜ商品ページの話がメインだったのでしょうか。

「本当に広告だけで売上がアップするのか」という内容のご相談を良く聞きますが、広告の運用を開始する前に、再確認して頂きたいことがあります。

優秀な広告キーワードを設定して、インプレッションやクリック率を改善しても、クリック先したその先は御社の商品ページです。
当たり前ですが、商品ページで商品の魅力が十分に伝わらないと、残念ながら購入にはつながりません。
商品情報を充実させてコンバージョン率を上げられる様に、商品ページをしっかりと作りこんで対策しておくことが、広告効果を向上させる一番のメソッドになります。

Amazon広告効率化のための商品ページの改善についてを解説しましたが、魅力的な商品ページ作りには、別のベクトルの対策が必要になってきます。

Amariseでは広告運用だけではなく、コンサルティングサービスも行なっております、詳しい内容など気になる方は是非お問い合わせください。

 

Amazon広告設定で見直したいポイント

これまでは商品ページの改善について見てきましたが、ここからは本格的に広告設定の見直していきます。

広告のステータスや、入札価格の調整、運用する上でのTipsなども含めて解説します。

まずは見直したいポイントから。

 

■見直したいPoint

・キャンペーン予算

・配信ステータス

・入札価格

まだ広告の作成方法がわからないという方は以下の記事をご参照下さい。

 

■Point1: 広告キャンペーンの予算を確認しよう

初歩的な内容ですが、まずは広告キャンペーンの予算を確認しましょう。

Amazon広告予算

Amazon広告の予算の下限は「¥100」となっています。

キャンペーン予算が「¥100」の場合、入札価格を「¥100」以上に設定することはできません。

商品のカテゴリによっては、入札価格が100円以上ないと競合の入札単価に負けてしまいインプレッションが発生しづらいことがあります。
一時的に増額を試して、どの程度の予算が必要になるのか、再確認・再検証して見てください。

 

■Point2: 広告グループの配信ステータスの確認しよう

広告をかけているつもりでも予算切れなどによって広告が正しく配信されていない可能性があります。
配信ステータスを見てみましょう。

 

■配信ステータスのPoint

・予算超過による対象外

・在庫切れによる対象外

・カートボックス未獲得による対象外

・商品コストによる検索対象外(ベンダーのみ)

 

■予算超過による対象外

広告キャンペーンマネージャーにおいて配信ステータスが【対象外】と記載されている場合は、ステータス部分にマウスオーバーすると何故対象外となっているか表示されますので内容を確認してください。

予算が超過してしまうとそれ以上のインプレッションは発生しません。
予算が低すぎないか確認してください。

 

■在庫切れによる対象外

在庫切れによる広告対象外は出品数が多いセラー様見落としがちな項目です。

なぜ見落としがちかというと、例を挙げて解説します。

以下のように広告キャンペーンではステータスは「有効」の表示されています。

さらに広告グループでも「有効」の表示ですが、

商品単位で見てみると「対象外」の表示となってしまっています。

商品数が多くなってくるとどうしても全てに対応するのは難しくなってきますが、定期的な見直しをオススメします。
広告管理に細部まで手が回らないという方には弊社では広告の運用代行サービスを行なっております。

広告運用代行サービスAmariseについて(クリックでリンク先を開きます)

 

 

■カートボックス非獲得による対象外

これまで順調に売れていたのに急に売れ行きが悪くなった商品などは、まずこちらを確認してみてください。

カートボックスの獲得には様々な要因があります。ここでは本線から外れてしまい、説明仕切れないので後日改めて解説させていただきます。

■商品コストによる検索対象外(ベンダーのみ)

こちらは、ベンダー契約のみで発生する問題です。

こちらの問題についてはベンダー様ごとに対応方法が変わってきますので
お問い合わせいただければ個別に対応させていただきます。下記問い合わせフォームよりお問い合わせください。

■Point3: 入札価格の確認をしよう

入札価格を確認する上で注意すべきポイントは、

「特定のキーワードだけで予算が消化されてしまってはいないか」

という点です。

検索ボリュームの多い「ビッグワード」はインプレッションも多く、どうしても広告費が嵩んでしまいます

ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ない分、コンバージョン率やクリック単価などコストパフォーマンスに優れています。
ビッグワードばかりで予算が消化されてしまい、他のキーワードでも予算が消化できていないことがあるので、一度確認してください。

ロングテールキーワードについてはこちらでもう少し詳しく解説しています。

 

 

入札価格についてオートターゲッティング広告でお悩みの方は、

「広告キャンペーンマネージャー>レポート(サイト左側グラフアイコン)>レポートを作成>レポートカテゴリー>レポートタイプ【検索用語】>レポートを実行」

画面左側のグラフアイコンをクリック。

「レポートを作成」をクリック。

レポートカテゴリを「スポンサープロダクト広告」
レポートタイプを「検索用語」に変更して「レポートを実行」をクリック。

 

上記よりExcelファイル形式でレポートをダウンロードして確認することができます。
オートターゲッティングの検索用語は65日で見れなくなってしまうので定期的なレポートのスケジュールを設定することをお勧めします。

レポートがダウンロード出来たら、
先ほど述べたように、特定のワードで予算消化しすぎているなど問題のあるキーワードがないか確認して下さい。

マニュアルターゲッティングの場合も、

先ほどと同様の手順でレポートでの確認も可能ですが、

「広告キャンペーンマネージャー>キャンペーン>広告グループ>ターゲティング」

上記からブラウザで確認することもできます。

こちらでもビックワードで多くの予算が消化されていないか再確認してください。

 

■Amazon広告運用のコツ

Amazon広告を運用していく中で弊社の広告担当が実際に行っているコツなどいくつか紹介しています。

うまくいかない時など是非参考にして見てください。

 

 

■まとめ

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

こちらの記事で全てのケースに対応しきれているかというと決してそうではありません。

セラーごとに抱える問題は異なっています。
どうしてもうまく運用できないという方は、無料相談も行っておりますので是非一度お問い合わせください。

また、Amazon広告によって売上を促進することはできますが、
その促進具合は商品ページの出来にも大きく依存しています。
広告の効率化・最適化も大事ですが、まずは商品ページ自体を見直してみましょう。

今後も皆様の役に立てるような記事を配信できるよう努めて参りますのでどうかよろしくお願いいたします。

 

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